筋交いの原理を簡単に説明すると、こうなります。壁面が、二本の柱とこれを固定する梁や桁で四角形になっていることは知ってのとおりです。この四角形に「横からの力」が加わると変形して、いわば平行四辺形になるわけです。ところが四角形に左下から右上にかけて筋交いを入れてしっかり固定したらどうなるでしょうか。同じように「根からの力」を加えて簡単には変形しません。たとえばその力を左から加えるとします。筋交いには「
筋交いの原理... の続きを読む
鉄の錆というのはどなたもご存じだと思います。住宅には鉄でできている材料がたくさん使用されていますが、意外にも錆に対する意識が低い現場管理者がたくさんいます。鉄骨造の場合、工場で鉄骨に防錆処理をすませて現場に搬入してから骨組をしますが、荷揚げ時や組み立て中に鉄骨をぶつけたりして防錆塗装がはげてしまうことがよくあります。このようなときに、はげた部分に錆止め措置をしているかを必ず確認する必要があります。
鉄骨は錆が大敵... の続きを読む
首都高横羽線から見える神奈川県川崎市川崎区には戦前からの旧日本鋼管(現JFE)京浜製鉄所(川崎、鶴見、水江の三製鉄所が統合された)とそれに付随する施設、関連会社、下請会社、従業員専用の運動場の跡地など六五八五平方キロメートルの土地が遊休地化している。その地域に道路、学校、避難場所を兼ねた提供公園などのための用地をかりに五〇パーセントとし、集合住宅建設の容積率をかりに四〇〇パーセントとすると、理論上
川崎市には遊休地が数多い... の続きを読む
私は一九八八年、二八歳のときに横浜市の長津田というところに嫁いだ。嫁ぎ先は、昔は代々の農家だったが、夫は造園業を営んでいた。最初に長津田を訪れた時に、「ヨコハマに嫁ぐ」というイメージとはあまりにかけ離れた田舎であることに驚いた。家は西向きに建てられており、北と東、そして南側の半分以上が小高い竹林に囲まれて、西側だけがひらけ、畑になっていた。建ててから二五年ほどが過ぎていたが、嫁を迎えるために増改築
嫁ぎ先の家... の続きを読む
見積書は中身(明細)が重要です。しかし多くの工事見積書を見て思うのは、明細が比較的しっかりしている場合でも、木工事だけは「一式」となっているケースが非常に多いということ。これでは後日の「トラブルの種」と契約したようなものです。「梁が細すぎるし、トコ柱がお粗末なので『少し良いモノに代えてください』と言ったら、代えてはくれたが追加工事として代金を請求されてしまった」、などは相談者の80%もが述べる苦情
木造住宅は「木材調書」を出してもらおう... の続きを読む
案内をうけた際にその業者の営業マンといっしょに見に行くわけですが。そこで気をつけなければならないことは、営業マンのセリフ、たとえば、「この物件は、こういう点でいいですよ。他のこのようなものはありません、早く決めないと決まってしまいます」というような脅しに慌てさせられて決めてしまうことです。何もその物件だけが最高ではなく、現在の首都圏の賃貸の需給関係をみても、どちらかといえば需要よりも供給が上まわっ
物件の平均的な価格と物件の条件をつまむ... の続きを読む
現在、消費者センターに寄せられる住宅の苦情の大部分は、室内空気に関するものだそうです。一昔前までは、空気汚染と言えば石油ストーブの排気などによる二酸化炭素や窒素酸化物、一酸化炭素中毒の防止などが主でしたが、開放型のストーブがFF式ストーブやエアコンに置き換わることによって燃焼ガスによる空気汚染は徐々に解決され始め、住宅の密閉化と新建材の増加による、化学物質による汚染問題が顕在化してきたのです。昔の
化学物質による汚染問題が顕在化してきた... の続きを読む
職住近接という側面から見ると、その職種とは、競争力のある農業や先端技術部品メーカーなどの地場産業であり、それ以外は地方自治体や地方銀行です。その街のホワイトカラー層のエリートは、地元の国立大学の出身者で占められるのが普通でしょう。そして、富裕層とは、専門職の場合はたいてい医者と相場が決まっています。それ以外の富裕層とは、地場産業のオーナーや、その一族でしょう。そういう社会構造は、全国どこも同じなの
街の未来をファミリータイプの賃料から予測する... の続きを読む
収納スペースの扉は面積が広いので、どうしても室内の雰囲気をつくってしまいます。たとえば真白ならば、いかにも若い人むき、あるいはモダーンな感覚だし、木目のチークなどを使えば、いかにも年輩の人に合う雰囲気になります。最初から造りつけにするつもりで、どこへ頼んだら良いか悩んでいる方がいます。つまり、大工に頼むと美しくできないと思い、家共屋に特注すれば、美しくはできるだろうが価格が高いと思うわけです。なら
収納スペースの扉はインテリア感覚で... の続きを読む
監視区域制度の届け出面積の下限が100平方ノートル、約30坪であり、もしこの制度が長く存続するようであると、首都圏では、不動産業者や建売業者が中古住宅を次々と規制に抵触しないように、単一化して分譲し始めるおそれがある。このことはすでに指摘した。現に大手の仲介業者も、このミニ住宅の仲介を今後の主力にし始めている。いまや通勤1時間圏では、一般のサラリーマンが50坪の土地付き住宅を購入することは、地価が
災害対策の面からも問題が多い... の続きを読む