道路だけでなく、都心を走る鉄道も住生活の安静をさまたげている。たとえば大田、品川両区の住宅密集地を走っている品鶴線(貨物専用線)、東海道新幹線は、振動、騒音がひどく沿線住民からは補償の請願が出た。その被害状況によると、線路から二〇メートル以上はなれた住宅でも、室内で向かいあっている相手と会話ができず、電話中の場合、「相手の声が聞こえなくなる」と訴えるものが五〇%以上、「やや聞こえない」を加えると九〇%以上に達する。
[参考]
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さらに「安眠が常にさまたげられている」が七三%、とくに「乳幼児が熟睡しない」「病人の安静のさまたげになる」という苦情は非常に強い。品鶴線は米軍ジェット機燃料のような危険物輸送にも使われているが、この線には一日平均上り下り四八〇本の列車が走り、真夜中には三〜五分の間隔で運行される。また新幹線は平均一日七五往復、週末や休日には六分間隔て一日一七〇〜一八〇往復が走るという。